レジオネラ 入浴客に 京丹後の旅館、府が営業停止処分/京都
2017年(平成29年)4月22日付け毎日新聞は、京都府は21日、京丹後市網野町浜詰の旅館「海の華」を同日から5日間の営業停止処分にしたと発表した、と伝えた。
利用客3人がレジオネラ症を発症して発熱や肺炎などの症状を訴えて入院し、衛生管理に不備があったと判断した。
府によると、症状を訴えたのは70~80歳代の男性。3月16~28日の利用客で、うち2人は既に退院し、入院中の1人も快方に向かっている。この間の利用者は計約300人に上った。
3月29日にレジオネラ症の患者の利用施設が判明したと大阪府から連絡があり、府丹後保健所が同旅館の入浴施設を立ち入り調査した。採水の結果、内湯で基準値の2,100倍、露天は13倍のレジオネラ属菌を検出した。
府丹後保健所によると、同旅館は循環式浴槽で水質を浄化していた。府の条例で浴槽水は週に1回以上は全量入れ替えることなどが定められているが、同旅館は3月5日から4月2日まで入れ替えていなかった。