みはらし温泉 レジオネラ菌感染で警察が家宅捜索(2)/広島
2017年(平成29年)3月30日にRCC中国放送は、三原市にある日帰り入浴施設の利用者がレジオネラ菌に集団感染し1人が死亡し、30日午後4時の時点で43人が入院している問題で、患者が利用した入浴施設に広島県警の捜査員が入った、と伝えた。
警察が家宅捜索に入ったのは 広島県三原市にある日帰りの入浴施設「みはらし温泉」。
「みはらし温泉」では浴槽の水などからレジオネラ菌が検出され、今月上旬以降に施設を利用した50人以上の集団感染が確認されています。
25日には、50代の男性が肺炎により死亡しました。
県の調査で、患者から検出された菌と、施設から検出された菌の遺伝子型が一致したことから、市は施設を28日付けで営業停止としています。
「みはらし温泉」は、以前、レジオネラ菌による患者が発生した 2009年以降、配管などの消毒を1か月に1度していると説明しました。
最近では先月22日に従業員から「消毒をした」という報告を口頭で受けたものの、記録を残していないなど、管理上、問題があったことを認めています。
捜索で警察は、事務所のほか浄化槽などを確認しました。
警察は、業務上過失致死傷の疑いもあるとみて、押収品をもとに、施設の衛生管理に問題がなかったか、 詳しく調べるとのこと。