レジオネラ菌集団感染 入浴施設経営の会社が謝罪/広島
2017年(平成29年)3月26日にNHKは、広島県三原市の日帰りの入浴施設でレジオネラ菌の集団感染が発生し、25日に50代の男性が死亡したことを受けて、施設を経営する会社が記者会見を開いて謝罪した、と伝えた。
広島県によると、三原市にある日帰りの入浴施設「みはらし温泉」で、今月初旬から中旬にかけて利用した男女合わせて40人がレジオネラ菌に感染し、このうち50代の男性1人が25日、肺炎で死亡した。県は風呂のお湯が原因と見て詳しい経緯を調べている。
これを受けて、施設を経営する三原市の「森川観光」が25日、記者会見を開き、森川孝人会長が「大規模な集団感染を起こし、大変申し訳ございません」と謝罪した。
そして会社側は、8年前にもレジオネラ菌の感染が起きて県の指導を受け、月に1度、タンクや配管を薬剤で洗浄をしていたというが、洗浄したことを示す記録は残していなかったとのこと。
これについて、施設の責任者は「管理体制がずさんだったと考えている。感染されたお客様への対応を最優先にし、管理の在り方を一から見直したい」と述べた。
施設は現在営業を自粛しているが、広島県と三原市は今後、営業停止も含めた処分を検討するとしている。