レジオネラ菌2009年にも同施設で/広島
2017年(平成29年)3月24日にRCC広島放送は、利用者からレジオネラ菌の感染者が相次いでいる三原市の入浴施設で、2009年にも浴槽からレジオネラ菌が検出されていたことが分かった、と伝えた。
三原市によると、2009年3月に「みはらし温泉」の日帰り入浴施設を利用した50代と60代の男性2人が発熱と肺炎の症状を訴え検査の結果、レジオネラ菌の感染と診断された。
市が施設を立ち入り検査した結果、低温の浴槽1か所から基準値の2倍となるレジオネラ菌を検出。
市では、発症者が2人だったため、この浴槽のみの使用中止にとどめ、施設は営業を続けた。
また、患者と浴槽の菌の遺伝子の型が一致するかどうか検査しなかった。
市では、「記録が残っていないが、患者から検体が取れなかったので検査しなかったのではと推測できる」としている。
「みはらし温泉」では、今月20日までの利用者21人がレジオネラ菌に感染し、肺炎などで入院するなどしている。 現在、県が患者と施設から検出された菌の遺伝子の型を調べている。
県内でレジオネラ菌に10人以上が集団感染した例は記録がないとのこと。