レジオネラ症で60代男性死亡/宮崎
2017年(平成29年)3月6日にMRT宮崎放送は、県内に住む60代の男性がレジオネラ菌に感染し、4日死亡していたことが分かりました、と伝えた。
保健所ではレジオネラ菌の感染予防に努めるよう呼びかけています。
宮崎市保健所によると、レジオネラ菌に感染し死亡したのは県内に住む60代の男性です。この男性は3月1日、食欲低下や、せきの症状を訴えたあと翌日には呼吸困難となり、宮崎市保健所管内の医療機関に入院。市が男性の疫学調査をしたところレジオネラ菌が検出され、男性は4日死亡しました。
男性がレジオネラ菌に感染した場所や経緯など、詳しいことはまだ分かっていません。
レジオネラ菌は、循環式浴槽や家庭用の加湿器などの給湯設備が感染源とされ、潜伏期間は2日から10日ほどで、発症すると全身の倦怠感や発熱、それにせきが出たり胸の痛みなどが見られ、主に肺炎を引き起こします。
レジオネラ症による死者は宮崎市保健所管内では1998年の開設以来初めてで、水回りのこまめな清掃や給湯設備の定期的な掃除を行うなど感染予防を呼びかけています。
※本件の感染源は特定されていませんが、レジオネラ症は入浴設備などの水の衛生管理の不備を原因とする事例が多いため、注意喚起の観点から掲載しています。