銭湯で最大600倍のレジオネラ菌、感染の2人死亡 元経営者ら書類送検/岩手
2016年(平成28年)8月4日付け産経新聞は、盛岡市の公衆浴場で昨年春、利用客14人がレジオネラ菌に感染し、うち2人が死亡する事件があり、岩手県警は4日、業務上過失致死傷の疑いで、公衆浴場の元経営者の男性(65=青森県八戸市)と元店長の女性(31=同)を書類送検した、と伝えた。
送検容疑は昨年4~5月、盛岡市の「銭湯岩手山」で清掃を怠り、適切な水質管理をしなかったためレジオネラ菌が増殖。利用客の市内の無職男性(当時76)と自営業男性(当時52)を死亡させたほか、50~70代の男女12人に発熱などを起こさせた疑い。
盛岡市保健所によると、当時の立ち入り検査で、一部の浴槽から最大で基準の600倍のレジオネラ菌を検出した。銭湯岩手山は昨年6月に廃業した。