今年も過去最多の報告数があった昨年(1,236名)を上回るペースの報告があります!!
予防に努めましょう!!
工場周辺の井戸水から有害物質/千葉
2015年(平成27年)6月15日にNHKニュースは、千葉県船橋市の工場跡地の地下水や、周辺の住宅の井戸水などから、国の基準を超える有害物質「トリクロロエチレン」が検出され、船橋市は住民に井戸水を飲まないよう呼びかけている、と伝えた。
国の基準を超える有害物質が検出されたのは、船橋市にあった建材メーカー、日本建鐵の工場跡地。
工場の閉鎖に伴い、親会社の三菱電機が敷地内の地下水と土壌を調査したところ、いずれも有害物質の「トリクロロエチレン」が検出された。
このうち最も高いところでは、地下水で国の基準の2,200倍、土壌では210倍の濃度で検出されたとのこと。
さらに、船橋市が調査したところ、周辺の住宅にある9つの井戸の水からも国の基準を超える「トリクロロエチレン」が検出され、このうち飲み水として使われていた井戸水から最大で国の基準の300倍の濃度で検出されたとのこと。
これまでのところ健康被害は報告されていないということだが、船橋市は住民に井戸水を飲まないよう注意を呼びかけている。
三菱電機によると、工場では発電所の冷却機器などを製造していて、「トリクロロエチレン」は、機器の洗浄剤として使われていたとのこと。
会社では「住民の皆様にご心配をおかけし申し訳ない。今後、地下水をくみ上げて周辺への影響を防ぐとともに説明会を開いて住民に報告したい」と話している。