閉鎖の温泉施設 16日に営業再開/埼玉
2014年(平成26年)6月11日付の朝日新聞デジタルは、2012年12月から閉鎖していたサイボクハム(日高市、笹崎静雄社長)運営の温泉施設について、同社は10日、保健所から許認可が下りたとして16日から営業を再開すると発表した、と伝えた。
同社の温泉施設では2012年11月中旬~下旬、施設を利用した県内外の50~80代の男女8人が発熱や下痢の症状を訴え、うち6人が入院した。
県の調査で利用者と温泉施設から型が一致するレジオネラ菌が見つかり、2013年1月25日に閉館した。
同社によると、ヒノキ製の樽(たる)湯に入った亀裂から菌が見つかったという。
一時は施設の廃止も検討したが、他の利用者から再開を求める声が多く寄せられたという。
保健所の指導を受けながら設備の見直しや全配管の改修、次亜塩素酸の浴槽水への投入などの改善策を施した結果、今月5日付で保健所から営業許可が下りた。
再生再起を目指す意味から名前を「天然温泉 花鳥風月」と変更した。
利用料金は以前より若干下げるという。
同社は「二度と事故を起こさぬよう運営をしてまいります」とコメントしている。