排水路で魚200匹死ぬ/神奈川
2014年(平成26年)2月7日にNHKは、7日午前、神奈川県小田原市の排水路で、コイやウナギなど合わせておよそ200匹が死んでいるのが見つかり、現場の水から強い毒性のあるシアン化合物が検出された、と伝えた。
これまでのところ、周辺の住民に健康被害などは出ていないということだが、小田原市などは、シアン化合物が検出された原因を調べている。
7日午前9時40分ごろ、小田原市西酒匂の住民から「川で魚が苦しんでいる」と市に連絡があった。
市などが調べたところ、鬼柳排水路の河口付近のおよそ300メートルにわたって、コイやウナギなど合わせておよそ200匹が死んでいるのが見つかった。
神奈川県環境科学センターが現場の水を分析した結果、1リットル当たり0.1ミリグラムのシアン化合物が検出された。
小田原市などによると、シアン化合物は工場での金属のメッキ加工などに使われるが、強い毒性があり、一定量を摂取すると急性中毒で頭痛やめまいなどの症状を引き起こすとのこと。
これまでのところ、周辺の住民に健康被害などは出ていないということだが、小田原市などはシアン化合物が検出された原因を調べている。