レジオネラ菌感染1人死亡 倉敷の介護老人保健施設/岡山
2014年(平成26年)1月23日付け山陽新聞は、倉敷市保健所は23日、同市東塚の介護老人保健施設・和光園(小橋秀廣施設長)の入所者4人がレジオネラ菌に感染し、うち80代男性が同日死亡したと発表した、と伝えた。
残る3人はいずれも90代女性で、入院中だが命に別条はないとしている。
同保健所によると、9日に女性1人、18日に女性2人が発熱、せきなどの症状で医療機関を受診し、レジオネラ症と診断された。
亡くなった男性は20日に発症、21日に入院した。
死因は肺炎とされたが、感染との因果関係は不明という。
4人とも潜伏期間とされる発症前数日間は外出しておらず、同保健所は施設内での集団感染と判断。
浴室の水の採取などで感染ルートを調べている。
施設による10日の検査では、女性用浴槽の水から基準値を超えるレジオネラ菌が検出された。
他の入所者約60人や施設職員に感染は確認されていない。
岡山県健康推進課によると、同県のレジオネラ症患者の延べ人数は2008年25人、'09年17人、'10年19人、'11年37人、'12年29人、'13年24人。'03年には岡山市の病院での院内感染で1人が死亡した。