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レジオネラ症感染者数、この夏、急増!過去最多を大きく上回る報告数に要注意!!(随時更新)
  夏以降、感染者数急増! 過去最多を大きく上回る報告数に要注意!!  予防に努めましょう!!

市総合福祉センター 97年以降配管清掃せず 一時閉鎖、汚染源特定へ/北海道

 2013年(平成25年)11月21日付け十勝毎日新聞は、帯広市は20日午後、市総合福祉センター(帯広市公園東町3、大久保昭一館長)の男性用浴槽の温泉水から国の基準値の200倍に達するレジオネラ菌が検出されたと発表した、と伝えた。
 同日現在、市民の健康被害は出ていないが、市では浴槽と機能訓練用プールを閉鎖。
 特に規定がなかったため1997年から清掃していなかった配管を中心に、汚染源の特定を急ぐ。
 同センターは1986年に完成。入浴料は100円で、おおむね60歳以上の高齢者に開放され、1日平均40人が利用してきた。
 浴槽は循環式ではなく、毎朝すべての湯を入れ替えて清掃しているほか、18トンの湯を貯蔵可能な貯湯槽も年2回、嘱託職員が清掃している。
 国の衛生管理基準などによると、非循環式浴槽の水質検査は努力規定にとどめられているが、市では全国的にレジオネラ菌の感染が問題となっていることから8日、自主的な検査を実施。この結果、国の衛生管理基準100ミリリットル当たり10個未満の200倍に相当する2,000個の菌が含まれていた。
 汚染源について、市では取水源から貯湯槽、浴槽に達する長さ20~30メートルの配管の可能性が高いとみている。
 近く源泉、貯湯槽、配管などの検査と清掃・消毒を行い、再び菌が検出されなければ、帯広保健所とも協議して12月中旬に再開の可否を判断する。
 再発防止に向けては、来年1月から3月まで毎月検査を実施。年1回、薬品を使った浴槽の清掃を外部委託するほか、年2回の水質検査も実施する。
 市保健福祉部の伊藤研也部長は「レジオネラ菌が増殖しやすい循環式でない上、浴槽は毎日清掃していたので予想外だった。今後はより安全管理の徹底に努めたい。利用者に心配を掛けて申し訳ない」と話している。

ニュース資料:2013年(平成25年)11月21日(木)十勝毎日新聞