プールからレジオネラ菌 検出後も4日営業/埼玉
2013年(平成25年)8月16日付け朝日新聞デジタルは、熊谷市健康づくり課は15日、市健康スポーツセンター(同市津田)内の「クアプール」から、基準値の4倍にあたるレジオネラ菌が検出されたと発表した、と伝えた。
検査会社からの連絡は8日にあったが、それが現場に伝わらず、菌検出から4日間、プールの営業を続けていたという。
同課によると、年1回の定期的な水質検査があったのは今月1日。
8日に結果が判明し、基準値の4倍にあたる100ミリリットルあたり40CFUのレジオネラ菌を検出。
検査会社は施設の環境衛生関係を担当する業者にファクスで報告した。
しかし、この業者がファクスに気づいたのは12日になってから。
連絡を受けた指定管理者が同日、プールの利用を中止し、高濃度塩素などの薬品でプールを洗浄したり水を入れ替えるなどした。
13日の再検査で菌が不検出となり、14日から営業を再開した。
同センターは1日あたり300人前後の利用があるが、15日現在で健康被害は報告されていない。
同課は「8日の時点でプールの利用を中止すべきだった。今後は関係者の連絡を密にして再発防止に努めたい」と話している。