水道水から異臭 対策本部を設置/青森
2012年(平成24年)9月24日付けABAニュース(青森朝日放送)は、黒石市など9つの市町村に水道水を供給している津軽広域水道企業団は23日夜、田舎館村の受水池の水から水質基準を超えるかびのにおいの原因物質が検出されたと発表しました、と伝えた。
この水を飲んでも人体に影響はないということですが、企業団が水質の改善を進めています。
津軽広域水道企業団によりますと、9月19日以降、青森市、弘前市、鶴田町の担当者から「水道水からかびのにおいがするという問い合わせが住民からあった」と企業団に数件の連絡がありました。
このため、かびのにおいの原因物質の監視を強めていたところ、23日午後10時すぎ、田舎館受水池の水から水質基準を1.8ナノグラム超える1リットル当たり11.8ナノグラムの原因物質を検出しました。
企業団は対策本部を設置し、原因物質を吸着する効果がある粉末活性炭を浄水場に入れて、水質の改善を進めています。
この水を飲むと、においや苦みを感じる場合がありますが、人体に影響はないということです。
においの原因について企業団は雨が少なく、日照時間が長く、気温が高かったため、ダムの水が入れ替わりにくかったことから藻が大量に発生したためと分析しています。