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魚大量死:塩素消毒剤、川に流出 プール排水、魚500匹死ぬ−岐阜の中学/岐阜

 2012年8月21日(火)付け毎日新聞は、岐阜市教委は20日、同市長良真生町の市立東長良中学校(矢嶋英敏校長)のプールから高濃度の塩素消毒剤が近くの天神川へ流出し、魚約500匹が死んだと発表した、と伝えた。
 塩素消毒剤は通常排水の20倍以上という。
 市内の小中学校のプール排水ミスは3年連続4回目。
 今年は6月にも岐阜清流中のプール排水で早田川の魚が大量に死んでいる。
 体育科の男性主任(30代)と女性教諭(20代)が19日午後6時ごろ、プールの藻を取り除くため塩素消毒剤10キロを入れ、注水。
 2人は注水量を減らしてそのまま帰宅した。
 自動ろ過機は、夜間に停止して翌朝再稼働する際に内部の水を排出する仕組みになっているため高濃度の塩素消毒剤を含んだ水が排水された。
 2人は自動ろ過機の仕組みを理解していなかったとみられるという。
 また注水したままだったことからプールの水もあふれて排水された。
 早川三根夫教育長は「毒物を扱っている認識がなく、前回の失敗が生かされなかった。指導が足りなかったことを反省している」と陳謝した。

ニュース資料:2012年(平成24年)8月21日(火)毎日新聞