足湯からレジオネラ菌/岐阜
平成24年(2012年)5月23日(水)付け中日新聞は、海津市は22日、レジオネラ属菌の発生で、道の駅「月見の里南濃」(同市南濃町羽沢)の足湯の運営を休止、南濃温泉「水晶の湯」(同所)の営業を自粛していると発表したと、伝えた。
市によると、西濃保健所から今月2日、レジオネラ菌による肺炎を発症した患者が利用した施設の中に「月見の里南濃」の足湯が入っていたと連絡があり、3日に運営を休止。保健所の検査で、足湯と、足湯の源泉運搬用タンクからレジオネラ属菌を検出した。
さらに足湯と源泉が同じ「水晶の湯」の源泉と浴槽の水質検査をした結果、基準値を大きく上回る菌が検出される可能性が高いと連絡があり、保健所の要請で19日から営業を自粛した。21日には保健所から、2つの浴槽から基準値の39倍と70倍のレジオネラ属菌が検出されたと報告があった。
これまで健康被害の報告は寄せられていない。市商工観光課の石原義雄課長は「衛生管理を徹底し、安全が確認されるまで営業を再開しない」と話した。