下野市の業者敷地で地下水ベンゼン汚染/栃木
2011年11月22日(火)付の産経新聞は、県環境保全課は21日、下野市下古山の石油卸売業者の敷地の地下水から、地下水の水質環境基準と水道水質基準(共に1リットル当たり0.01ミリグラム)を超える0.77ミリグラムのベンゼンを検出したと発表した、と伝えた。
敷地外の周辺井戸ではベンゼンは検出されず、住民の健康被害などの報告もないという。
同課によると、この業者から県に10月19日、自主調査で敷地の地下水から基準を超えるベンゼンを検出したと報告があり、県と市が地下水を調査した。
この事業所では、7月に消防の定期点検で、埋設配管からガソリンが漏れ出しているのが分かり、地下に浸透したとみられる。事業所は現在、配管は使用していないという。