スーパー銭湯損賠訴訟:レジオネラ菌で障害 3,493万円支払い命令-地裁/群馬
2011年11月18日(金)付の毎日新聞によると、前橋市天川大島町のスーパー銭湯「華の湯前橋店」(2009年5月閉鎖)の浴槽水を吸い込んでレジオネラ菌に感染し、呼吸器機能障害が残ったとして前橋市の男性(68)が、銭湯運営会社「中道不動産」(大阪市都島区)に約5,518万円の損害賠償を求めた訴訟で、前橋地裁(内藤正之裁判長)は16日、同社に約3,493万円の支払いを命じる判決を言い渡した、と伝えた。
判決によると、男性は2008年2月、同銭湯を利用して重症のレジオネラ肺炎を発症。
その後、肺気腫などと診断されて呼吸器機能障害が残り、身体障害者1級の認定を受けた。
同銭湯の循環式浴槽では県条例に違反し、ろ過器に湯が入る前に塩素消毒や毛髪除去をしておらず、安全確保義務に違反していたと認定した。
同社は「判決文が手元に届いておらずコメントできない。
控訴するかは弁護士と話し合って決める」としている。