井戸31カ所で地下水汚染 小山など5市町―ヒ素は基準の2.6倍/栃木
2011年10月12日(水)付の下野新聞は、県環境森林部は11日、小山、真岡、下野、野木の3市1町の計5地区の井戸計30カ所から、環境基準の1.1~3.8倍の硝酸性窒素と亜硝酸性窒素を、那須町富岡地区の井戸1カ所から環境基準の2.6倍のヒ素を検出したと発表した、と伝えた。
いずれも個人住宅の井戸で、これまでに健康被害の報告はないという。
硝酸性窒素と亜硝酸性窒素が基準を超えたのは小山市三拝川岸(2カ所)、同市田間周辺(20カ所)、真岡市境(1カ所)、下野市上台(4カ所)、野木町友沼周辺(3カ所)という。
いずれの地区でも発生源は特定されていない。
県は井戸の所有者や周辺住民に飲用にはなるべく上水道を使用することや、井戸の水は検査し安全を確認した上で飲用するよう周知しているという。