魚大量死:排水路で魚2,000匹 工場からアンモニア流出-大垣/岐阜
2011年10月8日(土)付の毎日新聞は、7日午後2時半ごろ、大垣市久徳町から同市中曽根町にかかる静里排水路(幅約7.5メートル、深さ約20センチ)で、400メートルにわたってシラハエやフナなど約2,000匹が死んでいるのを住民がみつけた、と伝えた。
西濃振興局環境課が調査したところ、排水路から排水基準(pH値5.8~8.6)を上回る同9.4の高アルカリを検出。近くの化学薬品メーカー「山本化学」でギ酸アンモニウムを製造中、減圧ポンプが故障して濃度の高いアンモニアが流出し、排水処理施設でも中和しきれなかったことが原因とみられるという。
午後4時20分には排水が基準値を下回っており、住民に影響はないという。