「おいしいふくいの水」冷却工程で雑菌混入か/福井
2011年9月22日(木)付の読売新聞は、福井市企業局が製造したミネラルウオーター「おいしいふくいの水」から雑菌が検出された問題で、市は20日、今年5月以降に製造した商品については、循環させた井戸水でペットボトルを冷却した際、キャップ部分にある隙間から雑菌が混じった可能性があるとの見方を示した、と伝えた。
市議会予算特別委員会で、大良和範・市企業局長が「冷却工程に疑問点が見つかった」と答弁したという。
読売新聞の取材に対し、企業局の担当者は、富山県の製造工場側から、ボトルなどの仕入れ先が変わった5月製造分からキャップ部分にわずかな隙間ができたとの報告があったとした上で、「工場では井戸水を循環させて何度もボトルにかけて冷却していた。
循環させている間に大気中の雑菌が混じり、隙間から混入した可能性がある」と話したという。
4月以前の製造分からも雑菌が検出された原因については不明で、企業局は22日に食品の品質管理の専門家とともに工場を訪ねて全工程を調べるという。