汚水排出:基準値超す汚水を-和歌山市、藤本食品に改善指導/和歌山
2011年9月8日(木)付の毎日新聞は、弁当・総菜会社「藤本食品」(和歌山市)は7日、同市の工場から基準値を上回る汚水を排出したと発表した、と伝えた。
同市は水質の指標となる化学的酸素要求量(COD)が水質汚濁防止法の基準を上回ったことを4月に確認し、改善指導した。
藤本輝司社長は後任が決まり次第、引責辞任するという。
同市環境政策課によると、同社は東日本大震災の影響で製造量が増え、同市の工場から処理しきれない排水を土入川に流したという。
同市は匿名の通報を受けて、4月から調査していたという。
これを受け、同社は全工場を点検。
大阪工場(大阪府大東市)で2007年夏ごろ~2011年8月、油やでんぷん質を含んだ水を排水処理施設を通さずに下水道に排水したり、許可のない処理業者に汚泥の収集運搬、処理を委託させたり、法令に触れることをしたと発表したという。
同社管理部は「経営陣を入れ替え、安全安心、コンプライアンス順守を徹底した経営体質に改善する」と話しているとのこと。