ふくいの水:雑菌検出 「原因を徹底究明」―福井市長、市議会全協で陳謝/福井
2011年9月7日(水)付の毎日新聞は、福井市企業局が販売したペットボトル入り「おいしいふくいの水」から食品衛生法の基準値を超える雑菌が検出された問題で、市は6日、市議会全員協議会に報告した、と伝えた。
東村新一市長は「原因を徹底的に究明し、納得いただける対応をしていく」と頭を下げた。
市によると、下痢やおう吐などの体調不良を訴えたのは5日までに14人で、いずれも回復している。
また、北陸環境科学研究所にペットボトル・アルミ缶入り製品計164本の水質検査を委託した結果、賞味期限内の2010年3月以降に製造した計27本から、基準値を超える細菌が検出されたという。
製品回収の広告や検査委託料、返品された商品の代金返却など計約2,600万円がかかる見込みという。
市は「工場の製造過程に問題があった」としており、具体的な原因は調査中。
市議からは「市のイメージダウンにつながりかねず、早く原因を明らかにしてほしい」などの声が相次いだという。
嶋田伸行・公営企業管理者は「検証をしっかり行わなければ事業の再開は厳しい」と述べたとのこと。