基準の140倍の細菌検出 「ふくいの水」問題-客のボトルからも/福井
2011年8月24日(水)付の産経新聞は、ペットボトル入りのミネラルウォーター「おいしいふくいの水」から基準を上回る一般細菌が見つかり販売を中止した問題で福井市企業局は22日、5月製造分のサンプルやコンビニ回収品などの水質検査をした結果、新たに5本から食品衛生法の基準を140倍~1.4倍上回る一般細菌が検出されたと発表した、と伝えた。
飲んだ客が腹痛を訴えたボトルの水からは3.9倍の一般細菌が検出されたという。
企業局は、飲用しないよう呼びかけるとともに、水を充填している富山県の製造業者の工程段階でなんらかの原因があったとみて、細かい検査や因果関係などを調べるとしているという。
企業局によると、北陸環境科学研究所で検査した12本のうち、コンビニから回収した3本から基準(1ミリリットル中100個)を140~1.4倍上回る一般細菌が、北陸保健衛生研究所で検査した13本のうち、3本から49~3.9倍の一般細菌が、それぞれ検出されたとしているという。