トップページ水に関するニュース

水に関するニュース


「おいしいふくいの水」回収-福井市、9,000本 基準の3.5倍雑菌検出 食の安全意識に不信感/福井

 2011年8月20日(土)付の読売新聞は、福井市は19日、市企業局が販売しているミネラルウォーター「おいしいふくいの水」(500ミリ・リットル入りペットボトル)から、食品衛生法の基準値の3.5倍にあたる雑菌が検出されたと発表した、と伝えた。
 今年6月上旬以降に流通した約9,000本に異常がある可能性があるとして、市は18日夜から販売を中止、回収を始めた。
 すでに7割近くが販売された可能性があるといい、返品や返金にも応じるという。
 市によると、水は市内の土産物店など16店舗と県のアンテナショップ「ふくい南青山291」(東京都港区)、自動販売機51か所で販売。
 14日にコンビニエンスストアで購入した市内の男性から「水が腐ったような臭いがし、飲んだ妻が腹を下した」と連絡があったという。
 水は今年5月の製造で、賞味期限は2013年5月20日。
 市が保管中のサンプル6本を検査したところ、今月18日夕、法で定める雑菌基準(1ミリ・リットルあたり100個以下)を超える1ミリ・リットルあたり350個が検出された。
 市は、同日夜から全取扱店に販売中止を指示、自動販売機から回収を始めたという。
 この日、市内で記者会見した市の担当者は「市民に心配と迷惑をかけて申し訳ない」などと陳謝し、原因を究明するとした。
 市によると、水は2007年2月から販売。九頭竜浄水場(福井市北野下町)の地下70メートルからくみ上げて高温殺菌し、富山県の業者が500ミリ・リットル(120円)と、2リットルのペットボトル(250円)に詰め込み、市が販売しているという。
 市は、午前8時30分~午後5時15分まで電話で対応。同じ時期に製造された2リットル入りで、賞味期限が2013年5月30日の水の返品、返金にも応じる。
 「おわびする必要があると思う。反省点だと認識している。」
 福井市内で19日午後1時から行われた記者会見。
 市の担当者は、飲料水の異常を18日午後5時に把握しながら、公表までに半日以上かかったことについて、報道陣から説明を求められると、弁明を繰り返した後で、ようやく陳謝した。
 「情報の整理に時間がかかった」「公表の仕方を考えていた」。市は記者会見に十分準備して臨んだことを伺わせながらも、同時期に製造された2リットル入りの水(約100本が流通)への対応を巡っては、会見場で話し合って決めるなど“準備不足”を露呈。ちぐはぐな対応に不信感すら募った。
 さらに、ホームページを通じた異常の通知について「全員が見るわけではない」としてすぐに行わず、会見終了後しばらくして更新した。
 水は、県外の観光客らが購入したケースも考えられ、ホームページで知らせる効果が薄いとは思えない。
 放射能汚染や生肉の集団食中毒事件など食に対する意識が高まる中、消費者の不安などに対する意識が欠落しているように見えたという。

ニュース資料:2011年(平成23年)8月20日(土)読売新聞


適切な衛生管理を行っている安全な施設であることをお客様に伝えたい!
 水利協では、そんな施設のご要望をサポートします。お気軽にご相談下さい。
 施設衛生管理適合証について
  施設衛生管理適合証

水利用設備環境衛生士講習会について
衛生士の申込方法などが掲載されている日建学院のホームページはココをクリック
  日建学院のホームページ