大腸菌群:市営温泉施設で検出-松本/長野
2011年8月18日(木)付の毎日新聞は、松本市は17日、同市波田の市営日帰り温泉施設「竜島温泉せせらぎの湯」で、くみ上げた湯から大腸菌群が検出されたと発表した、と伝えた。
現在は内風呂のみで営業し、露天風呂と温泉スタンドの利用を中止した。
市波田支所は「配管や機器の洗浄をしたうえで再検査し、問題がなければ再開したい」という。
公衆浴場の衛生に関する県規則は、水質基準で大腸菌群について「検出されないこと」と定めている。
同支所によると、検査は9日に実施。12日に出た検査結果で、深さ約480メートルからポンプでくみ上げた地点の「原湯」から大腸菌群が検出されたという。
塩素系薬剤で消毒している内風呂や露天風呂では未検出だったが、湯をろ過、循環させていない“かけ流し”の露天風呂や、湯をそのまま使う温泉スタンドは、安全のため休止することにしたという。