<豊田の温泉施設>菌検出2週間報告せず 営業中止へ/愛知
2011年7月24日(日)付の読売新聞は、愛知県豊田市は23日、同市本新町の「温浴施設じゅわじゅわ」の浴槽からレジオネラ菌が検出されたとして同日から当分の間、温泉などの営業を中止すると発表した、と伝えた。
施設は市が出資する指定管理者「豊田ほっとかん」が運営。菌検出が判明してから約2週間営業していた。
市は「法令には違反していないものの認識が甘い」と判断したという。
施設は自主検査で6月14日に浴槽の水を採取、7月9日に検査機関から口頭で、100ミリリットル当たり140個のレジオネラ菌が検出されたと報告があった。
22日に文書で正式に報告があったことを受けて市に連絡し、市保健所が立ち入り調査したという。
市に連絡せずに営業を続けたことについて正木健之館長は「検査のやり方によって数字が違うとも聞いており、正式な文書を待って報告しようと思っていた。甘いと言われればそうかもしれない」と話したという。
今のところ健康被害の報告はない。
施設には有料老人ホームが併設されており、利用者は平日が約250人、土日が約300人という。