スポーツクラブ浴場、「温泉」とウソの宣伝
2011年7月21日(木)付の読売新聞は、入浴剤などを加えた水道水や井戸水を「温泉」と表示していたとして、消費者庁は21日、「ホリデイスポーツクラブ」を運営する「東祥」(愛知県安城市)に対し、景品表示法違反(優良誤認)で再発防止を求める措置命令を出した、と伝えた。
発表によると、同社は群馬県や静岡県など全国18道府県で運営するスポーツクラブ26施設について、2008年4月以降、新聞の折り込みチラシやインターネットで各施設内にある浴場を「ラジウム温泉」などと宣伝していたという。
同社は調査に対し、「温泉と表示しても問題ないと思っていた」と釈明、すでにチラシなどの表現は修正したという。
温泉法によると、温泉は地中からわき出た温水で、温度が25度以上かラジウムなど19種の特定成分を一定以上含む必要がある。
しかし、各施設では水道水や井戸水などを加熱し、ラジウムを含む鉱石やミネラルを含む入浴剤を加えていたという。