温泉で基準128倍レジオネラ菌、男性一時重体/鹿児島
2011年7月14日(木)付の読売新聞は、鹿児島県さつま町が所有する温泉施設「健康ふれあいセンターあび~る館」を利用した同町の60歳代の男性がレジオネラ性肺炎で一時重体となり、県の検査で浴槽から基準値の128倍のレジオネラ菌が検出されたことが分かった、と伝えた。
県は「因果関係が特定できない」として行政処分を見送り、公表していなかったという。
県によると、男性は6月20日頃に同館を利用。26日に発熱し、28日に入院。29日にレジオネラ性肺炎と診断された。現在は快方に向かっているという。
病院から届け出を受け、県は7月1日、同館の立ち入り検査を実施。
15の浴槽のうち4つから基準値を超えるレジオネラ菌が検出され、うち1つは基準値の128倍だったという。