フッ素:JR浜松工場の地下水から検出-基準値超え土壌改善へ/静岡
2011年4月1日(金)付の毎日新聞は、JR東海は31日、新幹線車両を整備する浜松工場(浜松市中区南伊場町)の敷地内で、土壌汚染対策法が定める基準値を超えるフッ素が地下水から検出されるなどの汚染を確認したと発表した、と伝えた。
JR東海は、周辺住民の健康に影響する可能性はないと説明している。
浜松市と協議し土壌の改善にあたる方針という。
JR東海は工場の更新に先立ち昨年9月、敷地面積の約7割にあたる約21万平方メートルの土壌や地下水を調査。地下10メートルから採取した水1リットルあたり1.3ミリグラムのフッ素を検出したという。
また、地下約50センチの土壌サンプルを検査したところ、1キロあたり水銀は280ミリグラム(基準値の18.7倍)▽鉛は160~1万5,000ミリグラム(同1.1~100倍)をそれぞれ検出した。
JR東海によると、鉛とフッ素は塗装や洗浄で使ったという。
水銀は1985年ごろまで施設内にあった診療所の体温計や血圧計が捨てられ、そのまま残留した可能性があるという。