レジオネラ属菌検出で入浴支援一時中断/青森
2011年3月29日(火)付の東奥日報は、海上自衛隊第2航空群(八戸市)は28日、東日本大震災のため八戸航空基地内で避難生活を送る人たちに提供してきた浴場2カ所のうち一つから、基準値の7倍のレジオネラ属菌が検出されたため、入浴支援を一時中断すると発表した、と伝えた。
当面は別の施設の温水シャワーを利用してもらうという。
同基地には、二つの浴場が別々の建物内にあり、14日以降、幹部隊員用を男性用に、下士官用を女性用にして午後4~8時、避難生活を送る人たちに開放してきた。
しかし、22日に定期水質検査を行ったところ、男性用に使ってきた浴槽から、基準値(お湯100ミリリットル当たり、菌10個)の7倍のレジオネラ属菌が検出されたことが28日分かったという。
28日現在、基地内では115人が避難生活を送っている。
ある男性(58)は「胸まで漬かることができて、あったまる風呂だった。残念だけど、ぜいたくは言えない。我慢します」と無念そう。
第2航空群司令部の武井功広報室長は「浴場の洗浄・消毒後、水質を再検査した上で、入浴支援の再開を検討したい」と話しているとのこと。