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「違反の認識あった」 井戸水供給問題で報告書/茨城

 2011年3月3日(木)付の産経新聞は、結城市で県の許可を受けていない井戸から水道水が供給されていた問題で2日、市が弁護士らによる調査委員会に委託していた調査報告書がまとまり、小西栄造市長に提出された、と伝えた。
 この問題は市が管理する林浄水場内の地下水取水用の井戸7本のうち、2本の井戸が無許可のまま使用されていたというもの。
 2009年、付近住民から県への指摘があり発覚したという。
 調査委員会は昨年6月、安江祐弁護士を委員長に外部の有識者5人で組織され、関係者の聞き取り調査などを行ったという。
 報告書によると、2002~2009年、上下水道部職員のうち4人が中心となって取水を実施していた。
 調査に対し、4人は「違反の認識はあった」としながらも、「おいしい井戸水を供給したい」「水道料金を安くする」などと答えていたという。
 無許可のまま取水していた動機は明らかになっていないという。
 委員会は「(無許可の井戸の使用に)必要性、緊急性ともになかった」と結論づけた。
 違反があった井戸はすでに埋め戻されている。
 報告を受けた小西市長は「再発防止に向け今後の対応を図っていきたい」と話しているという。

ニュース資料:2011年(平成23年)3月3日(木)産経新聞


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