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汚水垂れ流しで弁当会社摘発…「修理に金かかる」/千葉

 2011年2月22日(火)付の産経新聞は、環境基準値を超える汚水を工場から道路側溝に排水したとして、千葉県警環境犯罪課と東金署は22日、水質汚濁防止法違反の疑いで、弁当製造会社「グルメタイム」(同県九十九里町真亀)の実質経営者で元社長の奈良昌広容疑者(69)=同県白子町関=を逮捕、法人としての同社を書類送検した、と伝えた。
 同課によると、奈良容疑者は容疑を認めており、「排水処理施設の調子が悪かったことは知っていたが、修理には費用がかかるのでそのままにした」と供述しているという。
 逮捕容疑は、昨年12月14日から今年1月25日までの間、九十九里町真亀の弁当製造工場から、水質を示すBOD値(生物化学的酸素要求量)などが基準値の最大5倍を超える汚水を計4回にわたって、近くを流れる真亀川に通じる道路側溝に排水したとしているという。
 同課によると、汚水は弁当の製造や仕出し先から回収した弁当箱を洗浄した際に生じたもので、排出量は1日120立方メートルだったという。
 2005年から2006年にかけ、千葉県が同社に改善勧告などを繰り返したが、その後も基準値を超える汚水を排水し続けていたという。
 同社は県内と茨城県の一部に計4店を展開、ホテルや企業などに仕出し弁当を提供していたとのこと。

ニュース資料:2011年(平成23年)2月22日(火)産経新聞


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