瀬田川に油流出-排水溝、フェンスなど設置/滋賀
2011年2月7日(月)付の産経新聞は、6日午前8時半ごろ、大津市松原町の瀬田川右岸で、溝から川に油が流れ込んでいるのを散歩中の通行人が見つけ、110番通報した、と伝えた。
県警から通報を受けた消防隊員が瀬田川に通じる排水溝(幅約1メートル、暗渠(あんきょ))付近に幅約3メートル、長さ約120メートルにわたって油膜が浮いているのを確認。
近畿地方整備局と市消防局は、排水溝の流出口にオイルフェンスやオイルマットを設置して瀬田川への油の流出を防ぎ、監視を続けているという。
近畿地方整備局によると、油の成分や流出量、流出原因は不明。付近で魚の死骸(しがい)がみつかるなど自然環境への影響はいまのところ確認できていないという。近畿地方整備局などは油の流出源の特定と流出事故の原因解明を急いでいるという。