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「源泉かけ流し」実は循環湯 宮城・蔵王の預託金未返還ホテル/宮城

 2011年1月17日(月)付の河北新報は、退会後も預託金の返還に応じないとして、元会員らが経営権譲渡などを求めている宮城県蔵王町の会員制ホテル「リゾートインザオウメッツ」の経営者男性(67)が、河北新報社の取材に「館内の風呂の湯は温泉を循環させている」と明らかにした、と伝えた。
 パンフレットには「源泉かけ流し」と記しており、環境省は「事実なら誤解を招く表現」と指摘する。
 ホテルは現在、温泉使用料の滞納で配湯を停止されているという。
 経営者の話では、風呂は内湯が二つ、露天風呂が一つある。いずれも温泉を引き、循環器で回している。「湯量を安定確保するため」だという。
 源泉の湯も直接、浴槽に流し込んでいる。内湯は源泉の湯量が細ったとき、水道水を沸かした湯も入れるという。
 パンフレットには「源泉かけ流しのお風呂」と記載され、ホームページにも「掛け流し」と記されている。インターネットの宿泊施設案内サイトの中にも「源泉100%掛け流し」「天然温泉掛け流し」の表記がある。
 法的に館内掲示が義務付けられている温泉成分表には循環、ろ過の表示はあるという。
 経営者によると、配湯停止は2010年12月。料金は使用量に応じて月約8万~十数万円で、計約48万円を滞納し、管理会社から温泉供給を止められた。未払い金のうち20万円を支払っていて、完納した時点で配湯が再開される予定だという。
 今は循環器を使ったり、水道水を沸かしたりして対応し、営業を続けている。宿泊客には「源泉の故障」を理由に「加水、加温している」と説明しているという。
 経営者は「循環しているといっても元は温泉。基本的には加水せず、源泉も流し込んでいるので『掛け流し』とうたっても問題ないと考えた。配湯停止については早く未払い金を払って復旧させたい」と話しているという。
 環境省は「『掛け流し』は一般に、温泉を浴槽に引き、あふれた湯を循環させずに排出することと受け止められる。循環風呂を掛け流しと称しているとすれば違法でないが、誤解を招く」としているとのこと。

ニュース資料:2011年(平成23年)1月17日(月)河北新報


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