温泉旅館源泉、9%が基準超過か―環境省調査
2011年1月12日(水)付の47ニュースは、温泉旅館からの排水に含まれるホウ素とフッ素の規制を強化、一般排水の規制並みにした場合、基準値を超える可能性がある源泉が全体の9%あることが12日、環境省調査の中間集計で分かった、と伝えた。
昨年末、全国の源泉総数の58%に当たる1万6,350カ所を調査、1,404カ所でホウ素やフッ素の源泉濃度が一般の基準値を上回ったという。
ホウ素とフッ素は大量に摂取すると健康に影響があるとして排水基準が定められているが、温泉旅館には、規制が緩やかな暫定基準が適用されているという。
温泉の温度を下げるため源泉に水を加えた場合は、排水が基準値を下回る場合があるとのこと。