浜松で温泉使用量を過少申告/静岡
2010年12月3日(土)付の産経新聞は、浜松市南区松島町の温泉施設「遠州浜天然温泉 八扇之湯」が、下水道の使用量を実際より少なく申告していたことが分かった、と伝えた。
浜松市が発表したという。
同市は施設の運営会社「八扇之湯」に対し、過去5年分にさかのぼり実際の使用料との差額に加え、制裁金も合わせて計約1520万円を支払うよう請求したという。
同市上下水道部によれば、同施設は開業した平成9年から数年後に、配管に分岐栓を設けるなどし、取水量を計測するメーターの数値を過小に申告。一方、分岐栓から別のホースを使い、温泉を直接浴槽へ流していたという。料金の基となる計量メーターの数値は、実際の使用量の7割程度に抑えられていたという。
同市の指導で、施設側は今年7月以降は適正に使用料を支払っているとのこと。