環境省職員が現状視察―白浜町名義の源泉/和歌山
2010年11月12日(金)付の紀伊民報は、和歌山県白浜町湯崎にある町名義の源泉に、県の許可を得ないで温泉をくみ上げる動力装置が設置されていた問題で、同町は12日、温泉行政などを担当している環境省自然環境局の参事官補佐が15日に現状視察に訪れると発表した、と伝えた。
町総務課によると、参事官補佐は15日午前8時半に町役場に入り、これまでの経過について説明を聞いた後、問題となっている源泉「第三天山」を視察する予定という。
この問題については県環境生活総務課が、温泉法に違反している可能性があるとみて今月初めに現地を視察するなど調査を進めている最中で、まだ結論を出していないという。
町観光課は「長い間、行政課題として詳しい申し送りがされていなかった。町名義にはなっているが、誰が、いつ動力装置を設置したのかや、源泉をどう管理してきたのかの報告書類がほとんど残っていない」としている。水本町長は「指導を仰ぎたい」と話しているとのこと。