シエスパ爆発事故で犠牲、5600万損賠求める/東京
2010年11月12日(金)付の産経新聞は、東京都渋谷区で2007年6月、従業員3人が死亡するなどした温泉施設「SHIESPA(シエスパ)」の爆発事故で犠牲になった元従業員千財明菜さん(当時23歳)の父親の信行さん(64)が12日、施設の設計・施工を担当した大手ゼネコン「大成建設」(東京)と運営していた「ユニマット不動産」(同)などに、計約5600万円の損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こした、と伝えた。
訴状によると、両社は温泉から出たガスの検知器を施設に設置していなかったほか、定期的に配管の水抜きをしてガスの逆流を防ぐ必要があったのに、大成建設はこの必要性をユニマット側に説明せず、安全管理上の義務を怠ったとしているという。