160倍のレジオネラ属菌検出-はくちょう温泉/香川
2010年10月20日(水)付の四国新聞は、高松市は19日、市スポーツ振興事業団が香川県高松市国分寺町で運営する「はくちょう温泉」の薬湯から、基準値の160倍のレジオネラ属菌を検出したと発表した、と伝えた。
安全性が確認されるまでの間、自主的に営業を停止する。感染症などの健康被害は報告されていないという。
市スポーツ振興課によると、9月中旬から行っていた定期検査の結果が19日に判明。薬湯、男鉱泉、女鉱泉、水風呂、原水、うたせ湯の6検体のうち、薬湯から基準値の160倍のレジオネラ属菌を検出したという。
同温泉は、湯をろ過して再利用する循環式。薬湯は専用の配管でろ過や循環を行っており、同課は「配管の消毒が不十分だったことが原因と考えられる」としている。同温泉では、配管や浴槽の塩素濃度を上げるなどの対策を取り、再度の菌検査で安全が確認されれば営業を再開するという。