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もんじゅ：凝縮水150リットル漏れる－配管が詰まり逆流／福井

　2010年7月21日(木)付の毎日新聞は、原子炉停止中の高速増殖原型炉「もんじゅ」（敦賀市）で20日午前8時28分ごろ、原子炉補助建物（非管理区域）の地下3、4階で、換気空調系設備の凝縮水約150リットルが漏れ警報が鳴った、と伝えた。
　配管がさびやほこりで詰まり、排水口へ逆流したことが原因という。水は放射能を含んでおらず、試験や環境への影響はないという。
　日本原子力研究開発機構によると、地下3階にあふれた水の一部（約10リットル）が、床の貫通部をつたって地下4階に漏れて検出器が鳴動。同階には原子炉補機冷却系ポンプや熱交換器などがあるが影響はなかったという。配管は2003年6月以来、7年以上清掃していなかったという。
　また19日午後11時33分ごろ、使用済み核燃料プールの冷却水の循環ポンプ1台のスイッチが正常に動かなくなった。予備のポンプに切り換えてスイッチを交換するという。1994年4月の起動から1995年12月のナトリウム漏れ事故まで使った燃料集合体1体、ブランケット燃料集合体1体を貯蔵しているが、冷却機能に影響はないという。

ニュース資料:2010年(平成22年)7月21日(木)毎日新聞

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