水に関するニュース
ブリヂストン:排水温データ改ざん-社員ら生産優先、虚偽報告重ねる/山口
2010年7月3日(土)付の毎日新聞は、ブリヂストン下関工場(下関市長府港町)が工業用水の排水温度データを一部改ざんし、下関市に虚偽報告していた問題で、同社の西出誠一郎工場長らが2日会見し、虚偽報告は2005年12月~今年2月の51回の報告のうち13回だったと発表した、と伝えた。
データ改ざんの手口は担当社員が異動などで代わる度に引き継がれ、社員4人が直接関与。社員らは「生産工程への影響を最小限にとどめたかった」と話しているという。
同工場は1974年から下関市と公害防止協定を締結。工場から出る工業用水の水質や大気、騒音などについて毎月報告している。工業用水の排水温度は取水時との差を5度以内に冷やして海に流すよう取り決めているが、工場では温度差が6~7度になってもそのまま流し、市には温度差3~4度台と偽って報告していたという。
工場によると、虚偽報告したのは▽2005年1回▽2007年1回▽2008年5回▽2009年4回▽2010年2回-の計13回で、いずれも排水温度計の値を書き写す担当社員がうそのデータを記入していたという。2004年以前から改ざんは申し送り事項になっており、担当社員が代わっても続いていた。社員らは「少々はいいだろうと思ってしまった」と話しているという。
西出工場長は「再発防止を最重要課題として取り組む。申し訳ない」と陳謝。作業手順の厳格化や排水冷却システムの強化などを行い、関係社員の処分も検討するという。
ニュース資料:2010年(平成22年)7月3日(土)毎日新聞
■適切な衛生管理を行っている安全な施設であることをお客様に伝えたい!
水利協では、そんな施設のご要望をサポートします。お気軽にご相談下さい。
施設衛生管理適合証について
■水利用設備環境衛生士講習会について
■衛生士の申込方法などが掲載されている日建学院のホームページはココをクリック