水に関するニュース

水銀・鉛・ヒ素：備前市の工場で基準値超え検出／岡山

　2010年6月30日(水)付の毎日新聞は、県備前県民局は28日、昨年10月に操業を中止したパナソニック株式会社ライティング社岡山工場（備前市友延）から基準を超える水銀や鉛、ヒ素が検出されたと発表した、と伝えた。
　同社が調査結果を届け出たという。ヒ素は自然由来と見られるが、周辺の井戸からも基準を超えるヒ素が検出され、同局は井戸所有者に注意を呼びかけているという。
　同局によると、工場（約2万2000平方メートル）内で調査した219地点のうち2地点で最高で基準の6倍の水銀を、34地点で最高で基準の3.1倍の鉛を検出した。ヒ素は39地点中15地点で基準を超え、最高で基準の約9.7倍、地下水の調査では15地点中2地点で、最高で基準の5.4倍のヒ素が検出された。県が周辺の井戸を調査したところ6カ所中2カ所で最高で基準の1.6倍のヒ素が見つかった。
　工場では蛍光灯の製造過程で水銀を、ガラス製造に鉛を使用していたが、ヒ素は使用していないという。工場撤去のため、昨年12月～6月に同社が土壌汚染の自主調査をしていたという。

ニュース資料:2010年(平成22年)6月30日(水)毎日新聞

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