水に関するニュース

汚水、基準外放流に違約金／島根

　2010年5月30日(日)付の中国新聞は、島根県邑南町日貫の養豚場「いわみファーム」日貫農場の汚水問題で、下流の江尾自治会（江津市桜江町）や県などは28日夜、同社が基準を超える水質のふん尿処理水を放流した場合に違約金を課す覚書の改定案をまとめた、と伝えた。
　近く、ファーム側と締結に向けて交渉するという。
　2002年にファームと同自治会、旧石見町、旧桜江町、県の５者が結んだ現覚書で「被害が生じた場合は損害を賠償する」との表現だった罰則規定をより明確にし、抑止力を持たせる狙いという。
　新しい覚書は引き続き5者で結ぶ方針で、生物化学的酸素要求量（BOD）20ppm以下の水質基準などは現覚書を踏襲。その上で、罰則を定めた念書を自治会とファームの2者で結び、BOD値などで覚書違反があった際に同社が自治会に支払う違約金の額を明記したい方針だという。
　養豚汚水が原因で下流の糸谷川に汚泥がたまった場合、同社の責任で除去することも盛り込むとのこと。

ニュース資料:2010年(平成22年)5月30日(日)中国新聞

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