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温泉排水:ホウ素・フッ素の基準、緩和期間延長要望へ-別府市長/大分
2010年3月30日(火)付の毎日新聞は、全国88都市で作る温泉所在地都市協議会長の浜田博・別府市長は29日、温泉旅館などからの排水に含まれるホウ素やフッ素の基準緩和の暫定措置を延長することを与党に要望する考えを示した、と伝えた。
暫定措置は6月末までの期限付きで、近く上京し要望書を提出するという。
人の健康を害する可能性があるとして、環境省が2001年に基準(排水1リットル当たりフッ素化合物8ミリグラム、ホウ素化合物10ミリグラム以下)を定めた。ただ、当初は除去技術が確立されていなかったこともあり、小規模の温泉旅館の場合でフッ素化合物50ミリグラム以下、ホウ素化合物は500ミリグラム以下に緩和されてきたという。
除去装置は中規模ホテル向けで2000万~3000万円がかかる上、運用コストも高い。要望書では、低価格の処理技術が開発されるまで、緩和を継続するよう求めているという。
浜田市長は「暫定基準を再延長するか、あるいは補助金などをつけて処理装置を導入するなどしない限り、中小の旅館は経営がなりたたない」と訴えているとのこと。
ニュース資料:2010年(平成22年)3月30日(火)毎日新聞
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