レジオネラ属菌検出、府に報告せず 岸和田/大阪
2010年3月3日(水)付の産経新聞は、大阪府岸和田市の天然温泉施設「牛滝温泉いよやかの郷」で、温泉に川の水を混ぜていた問題で、府環境衛生課は2日、施設を運営している民間業者が、川の水を混入していた昨年12月の水質検査で、国の基準を上回るレジオネラ菌を検出したにもかかわらず、府への報告がなかったと発表した、と伝えた。
また、府は同日、温泉法や公衆浴場法などに基づき、岸和田市と民間業者に対し、9日までに改善措置の報告を提出するよう文書で指導したという。
府環境衛生課は「法律を軽んじている行為が多すぎる。いずれ大きな健康被害になる可能性もあった」と批判。市は「指導を真摯(しんし)に受け止め、再発防止へ早急に対応したい」としているという。