三菱化学水質データ改ざん:問題データ114件見つかる-四日市/三重
2010年2月9日(火)付の毎日新聞は、水質汚濁データを改ざんしていた三菱化学四日市事業所で、水質汚濁防止法や県条例、大気汚染防止法が定める調査データの取り扱いに問題があるものが過去3年間で計114件見つかったと、同事業所が12日発表した、と伝えた。
市や県は15日以降、立ち入り調査する方針という。
排水データの不適切な処理は7件。うち4件は子会社が測定したpH値や、油分を示すノルマルヘキサン抽出物含有量が県条例の基準値を超えていたのに、保管する報告書には基準値内だった再調査の数値を入れていた。
2009年6月3日に子会社が測定したpH値が、基準値を超えていたのに担当者が改ざんを指示していたことも分かったという。
また、水質汚濁防止法が調査を定める計測記録の欠落が41件あり、県条例や大気汚染防止法が調査を定める排ガスデータについて、測定回数の不足などが66件見つかったという。