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新日鉄が名古屋港に汚水排出、海保が捜索/愛知

 2010年2月8日(月)付の読売新聞は、新日鉄名古屋製鉄所(愛知県東海市)が、国の定めた基準を超える高アルカリ水を名古屋港に排出していたとして、名古屋海上保安部は8日午前、水質汚濁防止法違反の疑いで同製作所の捜索を開始した、と伝えた。
 同保安部によると、1月18日に監視艇が同港を巡視中、同製鉄所の護岸ブロックの2か所に白い付着物があるのを発見し、付近の排水を採取して検査したところ、水素イオン濃度(pH)が約12で、同法の基準値(5~9)を大きく上回っていたという。
 同保安部では、製鉄過程で高アルカリ水が発生し、何らかの原因で製鉄所内から同港に漏れ出た可能性があるとみて、製鉄所の捜索を実施。
 工程や排水処理などに関する書類を押収するとともに、担当者らから事情聴取し、原因を調べるという。

ニュース資料:2010年(平成22年)2月8日(月)読売新聞


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