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邑南の汚水大量流出:発覚2週間―いわみファーム、下流・江津で広がる不信感/島根

 2010年2月9日(火)付の毎日新聞は、邑南町の養豚業者「いわみファーム」(服部充雄社長)による故意のふん尿汚水放流が発覚し2週間。汚水の流れた糸谷川下流の江津市では不信感が広まっている。同市江尾地区の住民は「操業停止」を要望、市もこの意思を尊重するよう同社に申し入れ、市議会からも同社批判が相次いだ、と伝えた。
 一方、県は「県家畜排泄(せつ)物流出対策検討会」を発足させ、原因究明と対策に当たることとし、9日には同地区の住民を対象にした説明会を開催するという。
 5日の市議会情報交換会で、市は▽反対運動の中で建設された同社の日貫農場(邑南町日貫)で再三汚水の流出事故が発生した▽02年に同社と江尾自治会、石見町(現邑南町)、桜江町(現同市)、県との間で水質悪化防止に向けた覚書を交わした後も20数回の流出事故があり、そのたび再発防止を同社に申し入れしたが改善されなかった-経緯を報告したという。
 これらに対して田中増次市長は「今回は故意の放流。いよいよ県が本格的に動くことになる」として、県の処分に合わせて地元の「操業停止」要望を県にも強く伝える考えを明らかにしたという。
 江尾自治会は先月29日、同農場の操業停止を求める要望書を同社に提出した。これに対して服部社長は、汚水処理施設の改善と処理の外部委託、引責による社長辞任の意思を明らかにしたものの、操業停止については「養豚事業は現在のまま続ける」との考えを変えていないという。
 同社に対して改善命令と指導を行った県は、環境生活部、健康福祉部、農林水産部、西部農林振興センター、畜産技術センターからなる検討会を発足させた。
 農業、衛生、環境を所管する各部が横断的に情報を共有、同社への対応・処分を迅速かつ能率的に行うのが目的。
 同検討会メンバーの小塚昭郎・農畜産振興課長(農林水産部)は「住民の不安を一刻も早く取り除けるように努力したい」と話したという。

ニュース資料:2010年(平成22年)2月7日(日)毎日新聞


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