東電の3原発、30か所で排水管誤接続
2010年2月2日(火)付の読売新聞は、東京電力は2日、福島第2原子力発電所(福島県)など3か所の原発で、放射性廃棄物を処理する排水管を誤ってつないだ部分が30か所見つかり、うち17か所で、放射性物質のトリチウムを含む水を放水していたと発表した、と伝えた。
放水に含まれる放射性物質の濃度は、最大でも国の基準値の4,000分の1。
報告を受けた原子力安全・保安院は「周囲の環境への影響はない」としているが、同日、東電を厳重注意し、他の電力会社に対し、同じような誤接続がないか、調査を指示したという。
誤接続が見つかったのは福島第2原発21か所、福島第1原発5か所、柏崎刈羽原発(新潟県)4か所。
放水をしていた17か所のうち、福島第2原発の2か所を除く15か所は、検出限界以下の微量だったという。
東電は、昨年10月に福島第2原発で誤接続が見つかり、調査をしていたという。