ラスパOSAKA:複合温泉施設、3月末で廃止/大阪
2010年1月26日(火)付の毎日新聞は、大阪市は1999年3月にオープンした温泉浴やフィットネスの複合施設「大阪市立ゆとり健康創造館(ラスパOSAKA)」(東住吉区)を3月末で廃止することを決めた、と伝えた。
126億3,000万円をかけて建設したが、温泉浴利用者が2008年度で目標の1割程度と大幅に下回り、開業以来、赤字が続いていたという。
福利厚生施設のない中小企業で働く人を主な対象に開設し、料金は温泉浴は大人1,600円、フィットネス施設は月額7,500円。
スーパー銭湯など民間の同種施設の開設が相次いで競争が激化し、収入が伸び悩んだという。
施設の指定管理者の民間企業が4年間の任期を残して撤退することを市に告げ、設備更新も今後10年で約20億円かかることから、廃止を決めたという。
廃止後の施設について、売却や取り壊し、転活用などを検討するが、めどは立っていないとのこと。